《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛2
もういちど、あの島へ行ってみよう。そう決めるのに時間はかからなかった。折しも、大学は夏期|休暇(きゅうか)が近づいていた。
当时大学正临近暑假,他几乎立即决定了要再次探访那个岛。
遠い果ての島。イングランドの人々にとってそれ以上のイメージを持つことは難しいだろうその島は、大西洋から吹きつける風がまともに陸地を薙(な)いでいくためか、樹木も育たないきびしい土地だった。
对英格兰人来说,群岛几乎就像是世界的尽头。会有这样的印象并不奇怪,因为那是一片只有大西洋刮来的狂风肆虐着的,几乎寸草不生的贫瘠土地。
スコットランド人であるフレデリックでさえ、ここが同じスコットランドだとは思えない。そもそも、彼のように南部の低地(ローランド)に住む者にとって、北方の高地(ハイランド)といえば異国も同然、言葉も文化も違う。そんなハイラソドのさらに辺境、多数の島々からなるヘブリディーズ諸島の、さらに遠方となる外(アウター)ヘブリディーズともなれば、人が暮らしていることを信じることさえ難しいだろう。
连作为苏格兰人的弗雷德里克,都觉得这里完全不像苏格兰。对象他一样的南部低地人来说,北方的高原地区由于语言和文化都不同,几乎就和异国一样。更加靠近边境的高地由无数独立的岛屿组成赫普里蒂斯群岛,相信身处偏远地区的外赫普里蒂斯的人民,生活会更加艰难吧。
しかしフレデリックは、外ヘブリディーズ諸島のひとつ、その島へ再びやって来た。
弗雷德里克再次来到了隶属于外赫普里蒂斯诸岛之一的那个岛屿。
島最大の町は、漁業で栄える港町だが、そこから内部へ向かえば、急に人間の世界から切り離されたように感じられる。
岛上最大的城市是个靠渔业繁荣起来的港口城市。但如果从那里再向内部行进,就好像忽然之间与世隔绝一样。
人影も家畜の姿もない、道らしき道も、木々らしい木々もない荒野を延々と馬車にゆられていく。何もない地平線に、ふと姿を見せるスタンディングストーンが、フレデリックを異界へ向かわせているかのような奇妙(きみょう)な心地(ここち)にさせる。
马车没完没了地颠簸,不见人影也没有家畜,只能看到没有道路和树木的荒野。一望无际的地平线上偶尔会出现立石的身影,让弗雷德里克产生了置身异界一样的奇妙感觉。
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