《伯爵与妖精》卷八第五章只为你一人的魔法5
隣室(りんしつ)には年若い男女が集まっていて、色とりどりの包み紙にくるまれたクリスマスクラッカーが配られているところだった。
年轻男女聚集在隔壁房间里,正在领取以各色包装抱住的拉炮。
隣同士がクラッカーの端を手に持ち、メリー·クリスマスのかけ声とともにいっせいに鳴らす。
拉炮需要两个人同时拉,因此大家会与自己身旁的人各拉住一端,然后在大声互道圣诞快乐之时一齐用力拉。
破れた包みの中身はボンボンキャンディだ。
破裂的拉炮内包是夹心糖。
同じ色のキャンディを引き当てた男女がペアになって、部屋のどこかにそれを隠す。みんなが隠し終えたら、いっせいにキャンディ探しがはじまり、最後まで見つからなかったペアが勝ちという、一見たわいもないゲームだが。
抽中相同颜色夹心糖的男女就分配为同一组,再一起寻找别人藏的夹心糖。哪一组藏的夹心糖最后没被找到就是胜利者。尽管乍看之下是种幼稚的游戏,但其实别有含义。
「エミリーは、チェリーレッドね。同じ色を引いた男性は……」
“艾蜜莉抽到樱桃红,抽到樱桃红的男士则是……”
エドガーは、さっと彼女の前に進み出、微笑みかけた。
爱德格快步走到她面前,并对她微笑着说道:
「よろしく、エミリー」
“艾蜜莉,请多多指教。”
まあ、とはしゃいだ声をあげて驚いた彼女は、このうえなくうれしそうだ。
“哇~~”艾蜜莉兴奋地叫了起来,而且看起来很开心。
エドガーがちらりと視線を動かせば、別の青年が何か言いたげにこちらを見ていた。
爱德格微微将视线转向一旁,看到另外一名青年一副有话想说的模样。
本当にチェリーレッドを引いたのは彼だろう。けれどじっと目を合わせると、そのまま彼は口をつぐんだ。
真正抽到樱桃红的人大概是他。但是当他和爱德格四目相接之后,便闭上了嘴。
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