《伯爵与妖精》卷八第五章只为你一人的魔法8
昔から、ニコがそういうことを聞きつけては教えてくれるから、リディアはアンディが苦手になったのだ。
尼可从以前就会把他听到的话全部告诉莉迪雅,使得她对安迪感到很棘手。
でなければ、好かれてもいないがきらわれてもいない、無関心なひとりだと思っていたことだろう。
不然的话,她应该可以把安迪当成毫不相关的陌生人,既不喜欢他也不讨厌他。
けれども、アンディがリディアを苦手なのは、わからないでもない。
不过,莉迪雅也明白安迪厌恶她的理由。
初対面が最悪だった。
他们打从第一次见面就留下很差的印象。
小さいころから彼は、牧師の家に生まれたせいというよりは性格的なものだろうが、悪魔の誘惑(ゆうわく)と堕落(だらく)の罪深さを強迫観念(きょうはくかんねん)のように怖れていた。そんなおり、子供らしいいたずらをしたことが親にばれそうになった彼は、うそをついた罪悪感(ざいあくかん)としかられたくないという誘惑を戦わせていた。
安迪从小就对魔鬼的诱惑、还有堕落造成的罪恶感有强迫性的恐惧感,而这大概是他天生的个性使然,并非因为生在牧师家才这样。某天,安迪对别人做出幼稚的恶作剧行为这件事似乎差点被父母亲发现,然而撒谎可能会带来的罪恶感,与若是撒谎就不会被责骂的诱惑在他心中交战。
悩めるアンディは、裏庭の先の野原へ出て、石の遺跡に近づいた。ところがそこにリディアがいて、悪いことをした少年に対し、いきなり怖い顔で呪(のろ)いをかけようとしたらしい。
烦恼不已的安迪从后院跑去草原,来到了巨石遗迹附近,刚好莉迪雅也在那里,她当时似乎突然用恐怖的神情咒骂这名做错事的少年。
リディアにしてみれば、妖精たちと遊んでいたところへ、アンディが踏み込んできた。ダンスの輪を蹴散(けち)らされた妖精たちが、アンディによじ登ってあちこちつねろうとしたものだから、彼らをしかったつもりだった。
但其实是莉迪雅在和妖精嬉戏时,安迪无意闯了进来,不小心踢散了围成一圈跳舞的妖精,因此妖精们爬到安迪身上用力捏他,所以莉迪雅才会为了阻止妖精们而出声咒骂。
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