您现在的位置:首页 > 双语阅读 > 小说与诗集 > 伯爵与妖精 > 正文

《伯爵与妖精》卷九第二章想念的人是谁4

时间:2012-09-27 12:27:29  来源:可可日语  作者:ookami

ウェストミンスターブリッジの近くで馬車を降り、街路樹の柳がさわさわとゆれる道を河に沿って歩きながら、彼女は襟元(えりもと)から小さなペンダントを取り出した。

她在威斯敏斯特桥的附近下了马车,沿着河边柳树沙沙作响的小路一边走,一边从领子里面取出了一个小挂件。

母の形見のアクアマリンは、セルキー族との末代にわたる友情のしるしだ。

那是母亲的留下的海蓝宝石,也是与瑟尔奇一族之间世代友情的象征。

セルキーの心臓と呼ばれるこの宝石の力を、リディアはまだよく知らないけれど、彼女を呼び出すことはできるだろうと思ったのだった。

尽管莉迪雅还不是很清楚被称为瑟尔奇心脏的这块宝石的力量,不过,应该能呼唤她过来的吧。

セルキーに生まれ変わったアーミン。彼女はまだ、セルキーとしての自覚を持っていない。それでも妖精族なら、目に見えない魔法の力には敏感なはずだ。

重生为瑟尔奇的雅美,还没有作为瑟尔奇的自觉。尽管如此,只要是妖精一族,应该都对会眼睛看不见的魔法之力很敏感吧。

「アーミン、話があるの。お願い、セルキーの心臓の持ち主の、友情に応えて」

「雅美,我有话要对你说。求你了,请回应瑟尔奇心脏的持有者的友情。」

セルキー族のふるさとである海に続くこの河から、ロンドンの街中に吹き込む風が、リディアの声を届けてくれるはずだった。

从接连到瑟尔奇故乡的大海的这条河边刮进伦敦市中的风,应该会传达莉迪雅的声音吧。

そこに立ち止まったリディアは、じっと待つことにした。

莉迪雅站在那里,决定一直等下去。

ふと、かすかな水の匂いを感じた。濁(にご)った河からのものではない、透(す)きとおって冷たい、北の海風の匂いだと思った。

忽然,她闻到了微弱的水的气味儿。不是来自浑浊的河水的气味,而是清澈冰冷的北方海风的气味儿。

上一页 [1] [2] [3] [4] [5] [6] 下一页

相关阅读

无觅相关文章插件,快速提升流量