《伯爵与妖精》卷九第三章噩梦降临伦敦桥4
ウルヤさん、じゃない。
他不是乌路亚先生。
彼の全身からにじみ出すような、暗い影を感じた。
感觉好像有黑暗的影子开始从他的全身渗出。
人ではないものの強い魔力が、あたりに満ちる。リディアは頭の中に侵入(しんにゅう)してくるかのような不快感に吐(は)き気(け)をおぼえる。
周围充满了并非人类所能拥有的强大魔力。莉迪雅的头脑中好像侵入了什么东西一样,让她有种恶心的感觉。
「……や」
「……啊」
かすれた声を出す。
难以发出声音。
「助けて……、ニコ……!」
「救我……尼可……!」
呼べば来るといった相棒のことを思いだしたものの、聞こえるはずもなく、今どこを走っているのかも判然としない馬車の中に来てくれるわけはない。
虽然想起了如果呼唤就会现身的伙伴,但是它应该也听不见,不可能出现在这辆连走到哪里了都判断不了的马车里。
やっぱり、……役立たずの薄情(はくじょう)猫だわ……。
果然……是只没用而且薄情的猫啊……。
けれどもう身動きもできないまま、リディアの意識は邪悪な魔力にのみこまれ、闇の底へ沈んでいった。
但是莉迪雅的身体已经无法活动,意识被邪恶的魔力吞没了,沉入了无底的黑暗。
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