《伯爵与妖精》卷九第三章噩梦降临伦敦桥9
「聞こえるわけねーだろ。近くにいた小妖精がしらせてくれたんだ。おれさまがこのロンドンの妖精たちの兄貴分として、日頃から面倒見てやってるからだぞ」
「不可能听得见吧。是附近的小妖精告诉我的。本大爷可是伦敦的妖精们的老大,平时它们有麻烦都要我罩着呢。」
「そうだったの。ニコ、ありがと……、役立たずだなんて言ってごめんなさい」
「是这样啊。尼可,谢谢你……之前说你没用之类的,真对不起。」
リディアは素直に感謝する気持ちになって、ニコの手を取る。
莉迪雅坦率地表达着谢意,拉住了尼可的手。
抱きしめようとしたのに。
本打算抱住它的。
「わっ、やめろよ、泥がつくじゃないか」
「哇,快住手,都粘到泥啦。」
エドガーよりも、ひどいのはこいつだった。
这家伙比爱德格还过分。
むっとしながらも手を離す。それでも、ニコの能天気な態度のおかげで、リディアは少し落ち着きを取り戻していた。
莉迪雅心头火起,放开了它的手。但多亏尼可这种轻松随意的态度,莉迪雅稍微冷静了一点。
けれども、気を緩めることができたのはほんの一瞬だけだった。
但是,平静的时光是短暂的。
身動きもせずに突っ立っていたレイヴンが、急に身構えたからだ。
一直一动不动地侍立着的雷温,忽然拉开了架势。
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