《伯爵与妖精》卷九第四章精灵女王3
上着をリディアに与えたままの彼の方が寒いだろうに、そんなそぶりを少しも見せなかったことを思い出す。
把上衣给了莉迪雅,他一定很冷吧,但这种样子是她前所未见的。
結局リディアが言葉をかけることができたのは、屋敷へ着いて馬車を降りる直前、それもありきたりの言葉でしかなかった。
结果,直到到了伯爵府前,要下车的时候,莉迪雅才开了口,说的也只是那种最平常的安慰话:
『レイヴンは、きっと無事よ。あなたのもとへ帰ってくるわ』
『雷温一定会平安地回到你身边的。』
なぜだか驚いたようにリディアを見て、エドガーは突然リディアの手を握った。
爱德格不知为何大吃一惊似的看着莉迪雅,突然握住了她的手。
『こんなに冷たい手をして……、つらい思いをさせたのに、僕を心配してくれるのか』
『你的手好凉……我害你受了这么多苦,你还在担心我吗?』
彼が苦しそうに黙り込んでいたのは、レイヴンのことだけではなかったのだろうか。
让他痛苦地保持沉默的,似乎不仅仅是雷温的事。
『どこへも行かないでくれ。きみさえいてくれるなら、僕はまだ、戦える』
『你哪里都不要去。如果有你在,我就还能战斗下去。』
リディアは答えられなかったけれど、思い出しながら、頬が熱くなるのを感じている。体があたたまったせいだと考えることにする。
莉迪雅虽然没有回答,不过一想起来这句话,就感觉脸颊发烧,她决定把那当作是身体暖和过来的迹象。
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