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《伯爵与妖精》卷九第四章精灵女王9

时间:2012-10-22 13:40:43  来源:可可日语  作者:ookami

頷(うなず)いたポールは、カーン夫人を先に退出させると、何やら心配そうな顔でさっとエドガーのそばまで戻ってきた。

波尔点了点头,让肯夫人先出了门,他又带着一脸担心的神色回到了爱德格身边。

「伯爵、あなたのまわりが手薄になっていませんか?腕の立つ従者が必要なら、……まあ彼の足元にも及びませんが、役に立ちそうな者もいますよ」

「伯爵,您周围的人手有点少吧?如果您需要身手好的随从人员——当然没办法和他相比,不过,还是有一些可靠的人选的。」

レイヴンがいなくなったのだ。邸宅の警備をしている人員だけでは心許ないようにリディアにも思えた。

因为雷温不在了,莉迪雅也认为府邸中仅有的的警卫人员有些靠不住。

けれどエドガーは、首を横に振る。

但是爱德格摇了摇头。

「僕の従者はレイヴンだけだ。自分の身くらい自分で守れる」

「我的随从人员只有雷温。我自己能保护好自己。」

我を失い、エドガーを守るべき主人と認識できなくなっていたレイヴンを目の当たりにしても、自分こそが唯一無二(ゆいいつむに)の主人でいようという決意だったのだろう。

即使失去了自我,不再把爱德格当作应该守护的主人的雷温出现在他面前,他也下定决心要让雷温承认自己才是他独一无二的主人吧。

リディアがいれば戦えると、エドガーは言ったけれど、本当のところ彼は、何を失っても最後にそばにいるのはレイヴンだと思っていたのではないだろうか。

爱德格说过如果有莉迪雅在,他就能战斗下去,不过,他最想留在身边,最不想失去人是其实是雷温吧。

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