《伯爵与妖精》卷九第五章无法阻挡的心意5
プリンスは、早々にエドガーがここへ踏み込むことを承知している。ウルヤがとらえられたのだから、当然そのくらいは予想できるだろうけれど、だったらそれを利用して、エドガーを翻弄(ほんろう)してやろうと考えている。
王子早知道爱德格很快就会闯入这里。因为乌路亚被捉住了,所以他当然会想到这一点,不过,他其实也想借此嘲弄爱德格吧。
「……何もこんなに、ひどいことを」
「……怎么会这样,好惨啊」
プリンスの組織が、死体を作ることに関して悪趣味(あくしゅみ)としか思えないこだわりを持っていることを知らない朱い月(スカーレットムーン)の若者は声を震(ふる)わせた。
绯月的年轻人对王子的组织在制作尸体方面的低级趣味毫不知情,说话时声音都在颤抖。
「あれ?ふたりじゃない、三人ですよ。腕が……多いような……」
「咦?不是两个人,是三个。手臂……多出来了。」
そんなせりふを聞きながら、エドガーは切り裂かれた黒い上着に目をとめた。
听到这句话,爱德格在被割开的黑色上衣上停住了目光。
ステッキで持ちあげ、確認する。
他用手杖把它挑起来,确认了一下。
「レイヴンの上着だ」
「是雷温的上衣。」
むろんあせった。それでもゆっくりと呼吸しながら、腕があるなら頭もあるはずだと視線でさがした。
他当然很惊慌。但他还是一边慢慢地调整呼吸,一边用视线寻找着与那条手臂对应的头颅。
それは長持の脇(わき)に転がっていた。
那颗头滚落在衣柜的旁边。
長い髪の、女だとひとめでわかった。
留着长发,一看就知道是个女人。
相关阅读
- 《伯爵与妖精》片尾曲~My Fairy~08-26
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第三章3.409-09
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第三章3.611-16
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第四章4.209-10
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第四章4.309-19
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第五章5.809-26