《伯爵与妖精》卷九第五章无法阻挡的心意7
でも、とつぶやき、ウルヤは口の端で笑う。
但是,乌路亚的嘴角露出了笑容,喃喃自语道:
「プリンスもユリシスも知らない。私は三つめの宝石を手に入れた。ハディーヤの伝説の魔王と、彼らがほしがっている戦いの女神の両方を得れば、どれほどの力になるだろうね」
「王子和尤利西斯都不知道,第三块宝石在我手里。如果同时得到哈迪雅传说中的魔王和他们想要的战斗女神,我会获得多少力量呢?」
瞳の奥へ、針のような細い光が射し込むのを感じ、リディアは目を開けた。
莉迪雅感觉到瞳孔深处射入了像针一样的细小的光芒,睁开了眼睛。
草の上から半身を起こす。
她从草地上坐起来。
雲に覆われた空は、どこに太陽があるのかはっきりしないのに、たった今リディアが感じたのはまぶしい陽光のようだった。
天空中布满了云,明明看不到太阳在哪里,但是刚才莉迪雅感觉到的好像是晃眼的阳光似的。
ふと手元に目を落とすと、ムーンストーンの指輪が淡(あわ)く光を帯びたように見える。
目光无意中落到身边时,她看到月光石戒指正散发出淡淡的光芒。
月の満ち欠けにあわせて輝きを変える不思議な宝石だ。いつもより明るく見えるのは、満月が近いからだろう。
那是一块会随着月亮的盈亏而改变光辉的不可思议的宝石。它看上去比平时更明亮,是因为快到满月的时候了吧。
それともこれが、ケルピーの魔法からリディアを目覚めさせてくれたのだろうか。
还是说,它是为了让莉迪雅从格鲁比的魔法中醒过来呢?
思えばケルピーの姿がない。
这么一想,她并没有看到格鲁比。
まばらな木々の向こうになだらかな丘が見える。民家は見あたらないが、草を踏み分けた道らしい細い筋がある。
在稀稀落落的树木对面,可以看到平缓的山丘。虽然看不到民房,但草地上却留下了像是用脚踩出来的小路。
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