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《伯爵与妖精》卷九第六章双重身影的秘密3

时间:2012-10-31 13:36:37  来源:可可日语  作者:ookami

彼の手には、ナイフが握られていた。

他的手里握着小刀。

とっさにリディアはきびすを返し、駆(か)け出した。

莉迪雅马上转身逃跑。

けれど彼は追ってくる。あっという間に背後にせまるのが気配でわかる。

但是他追了上来,转眼之间就到了她的背后。

「リディア、こっちだ!」

「莉迪雅,这边!」

そのとき聞こえたのは、エドガーの声だ。

这时,传来了爱德格的声音。

どこにいるの?ときょろきょろする間もなく、こちらへ伸びた腕に茂みへ引き込まれる。

在哪里?来不及东张西望,她就被伸过来的手拉进了树丛中。

「エドガー……」

「爱德格……」

倒れ込むように、その腕の中へ飛び込んでしまいながらも、リディアはこのときだけは、いつもの頑固(がんこ)な羞恥心(しゅうちしん)を忘れ去っていた。

她像跌倒一样落入了他的手臂中。莉迪雅只有在这种时候,才会忘记平时顽固的羞耻心。

無我夢中で、彼の胸に頬(ほお)を寄せる。強く抱きしめられるのを感じると、胸がいっぱいになる。

她不顾一切地把脸颊靠近他的胸膛,因为被他用力地抱住了而感到由衷的安心。

「エドガー、あたし……」

「爱德格,我……」

けれどまだ、言葉を交わしている余裕はなかった。すぐに彼は、リディアを背後へ押しやると、剣を抜いた。

但是现在并没有说话的时间。他马上把莉迪雅推到背后,拔出了剑。

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