《伯爵与妖精》卷十第二章心爱的妖精博士8
「ボウ?」
「小弓?」
「あのムーンストーンを、昔からそう呼んでおりまして。ともかくボウのやつが、重要なことを教えてくれました。伯爵にお伝えせねばならないと、急いでまいったわけです」
「我从很早以前就那样叫那块月光石了,不管怎么样,小弓告诉了我很重要的事情,据说要赶快向伯爵传达,所以我就赶来了。 」
コブラナイは、鉱山(こうざん)に棲(す)む妖精だという。鉱夫(こうふ)のような格好(かっこう)をしていて、三角帽にヒゲだらけの赤ら顔だとリディアには聞いている。
据说矿山哥布林是栖息在矿山的小妖精,听莉迪雅说,它的外形很像矿工,戴着三角帽,红通通的脸蛋上满是乱糟糟的胡须。
宝石には詳(くわ)しく、とくにこのコブラナイは、伯爵家に伝わるあの不思議なムーンストーンの世話係のようなものらしい。
它们对宝石相当了解,特别是矿山哥布林,好像一直是伯爵家月光石的管理员。
「聞かせてくれ」
「说来听听吧。」
ロタもコブラナイのことは知っているのか、ニコのしっぽの方を注視していた。
萝塔也想知道矿山哥布林传达的事,于是大家都注视着尼可的尾巴?
「お嬢さまと会う方法がひとつあります。町の中で、ケルピーの魔法も及ばないのが教会、その尖塔(せんとう)の影が西日に長くのびて、町の境にあたる小川の向こうまで届いたとき、魔法の壁に穴ができるのです」
「有一个可以见到大小姐的方法,在镇上,格鲁比的力量是影响不到教堂的。当教堂尖塔的影子被夕阳拉长,到达相当于小镇边界的小河对面时,就可以在魔法墙上打一个洞。」
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