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《伯爵与妖精》卷十第三章方舟和谜之妖精2

时间:2012-11-21 13:30:46  来源:可可日语  作者:ookami

「それも俺が忘れさせてやるよ。あいつのことを考えると、おまえはつらそうな顔をするだろ。以前のおまえは、そんな顔はしなかった」

“那个我也会让你忘掉。只要一想到那家伙的事,你就露出痛苦的表情。 以前的你可不会有那样的脸。”

ケルピーも、リディアを思ってのことなのだ。以前にはケルピーも、そんな複雑な表情はしなかったと思えば、リディアの胸はちくりと痛んだ。

格鲁比也牵挂着莉迪亚。以前的格鲁比也没有过这么复杂的表情,莉迪亚的胸口感到了一阵刺痛。

「……忘れたくないの」

“我不想……忘记。”

けれど、変わったのだ。リディアもケルピーも。たぶん、いろんなことがあったはずだ。

无论是莉迪亚还是格鲁比,他们全都改变了。大概是因为发生了各种各样的事。

それは思い出せなくても、リディアの中にはたしかに積み重ねられたものがある。だからきっぱりとそう言える。

即使想不起来,但那些事却确实地存留在莉迪亚心里。她断然说道。

「エドガーのこと、思い出したいの」

“我要想起关于爱德格的事!”

「魔法を解く呪文(じゅもん)さえ思い出せないんだろ。本気でそう望んでるわけじゃないのさ」

“可我想不起来消除魔法的咒语嘞。那可不是我的本意哦。”

「呪文?……でも、それだってあなたが忘れさせたんでしょう?」

“咒语?即使是那样,也是你故意忘掉的吧?”

「とにかく俺は、何も思い出させたくない」

“我可不想让你想起来。”

そう言ってケルピーは、くるりと背を向ける。そのまま窓から外へと姿を消した。

格鲁比说着迅速转过身去。跳出窗台外消失了踪影。

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