《伯爵与妖精》卷十第三章方舟和谜之妖精3
「ねえ、何のため息?」
“哎,你叹什么气?”
「リディアは昔っから、どこへでもひとり突っ込んでいくだろ。おれは気苦労が絶えないよ」
“你从以前开始就一个人横冲直撞,害我一直不断的操心。”
子供のころは、仲良くなった妖精に誘われて、向こう側の世界の奥深くまで入り込んでしまうことがしばしばだった。妖精に誘われてもむやみについていってはいけないと、母にはよく注意されたものの、ニコがさがしに来てくれると知っていたからだった。
在莉迪亚还是孩子的时候,经常会发生被关系好的妖精邀请前往异界,结果被深深卷入的事情。虽然被母亲叮嘱不可以被妖精邀请去黑暗的地方,但是知道怎么来找的总是尼可。
ニコといっしょなら、妖精の世界も庭みたいなもの。どんなに遠くまで行っても、すぐにこちら側へ帰ってこられると知っていた。
只要跟尼可在一起,妖精的世界也像是自家庭院一样。 无论走到多远的地方,也能马上回到家里。
「気苦労って、あなたいつも、母や父にたのまれてしかたなくって、面倒くさそうに迎えに来ただけじゃない」
“你真的为我操心吗,我以为你是因为被父母亲一再拜托,所以就算觉得非常麻烦,也不得不来接我。”
「この町なら、気心の知れた妖精ばかりさ。あんたがひとりで帰れなくても、悪さをするやつはいないし、送り帰してくれたりもする。いちいち迎えに行くのも面倒くせえよ。でもちょっと遠くへ行けば、どんな土地なのか、どんな妖精がいるのかわからないんだ。何度冷や汗かかされたことか」
“要是在这个镇里还好,所有的妖精我都知道性情,即使你一个人没回来,也没有什么坏东西在,稍微打发一下,它们就把你送回来了。一次次都要去迎接太麻烦了。但稍微去远一点就不妙了,不知是什么地方,也不知是什么妖精。好几次都被吓出一身冷汗。 ”
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