《伯爵与妖精》卷十第四章开始启动的陷阱1
「ああ、ときどきまるきり別人みたいになっちまう。そいつはホテルのフロント係なんだそうだが、まったく、どうなってるんだか」
“嗯,那家伙的宾馆服务员也说,那个人有时候看起来像死了一样。怎么会完全变了样。”
「へたくそな英語で自分はアルバじゃないとか言うし。さっきまでえらそうに、おれたちに指図(さしず)してたくせに、急に泣きながら助けてくれって言われてもな」
“他用很笨拙的英语称自己不是阿鲁巴。刚刚还看起来很伟大地命令我们,突然就哭着请求帮助。”
「頭がイカレてるんだろ」
“估计是脑筋坏了。”
エドガーは、聞きながら眉(まゆ)をひそめていた。
爱德格一听,立刻皱紧眉头。
アルバという男は、やはりもともとの人格を殺されかけているようだ。そうして、プリンスになるべく矯正(きょうせい)を受けている。
阿鲁巴这个男人,虽然受到尽量接近王子的矫正,但似乎还没被完全抹杀人格。
「そういやアルバの弟だっておかしいぞ。ガキのくせに人を見下した態度だし、あいつを見て、イカレたほうのアルバがあげた悲鳴(ひめい)を聞いたことがあるか?完全におびえてたぜ。本当に兄弟なのかね」
“那个阿鲁巴的弟弟也很奇怪。那小子对那家伙完全是一副轻视的态度,听到过从阿鲁巴房间里传来的惨叫声吗?真令人毛骨悚然。他们真的是兄弟吗?”
「しかし、兄弟でなくて、こんな"箱船"なんかつくるのに大金使って、そのうえ乗客を……、あのガキにとって何の意味があるんだよ」
“可是,如果不是兄弟,他为什么为制造这艘‘方舟’投入巨款。而且那些乘客……对那个小子来说有什么意义吗?”
ユリシスだ。
是尤利西斯。
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