《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子1
リディアの気配(けはい)は感じるものの、橋の内部に神聖な場の魔力があって、そこはケルピーが近づくことを許さない。ケルピーのような|魔性の妖精(アンシーリーコート)と称される妖精とは相反(あいはん)する種類の魔力がたまっているようだった。
虽然感觉得到莉迪亚的气息。但桥内部神圣地方的魔力不允许格鲁比接近。 那是和像格鲁比一样的魔性妖精不同种类的魔力。
しかしそれが、ロンドンブリッジを護(まも)っている。夢魔が巨大化しても、まだ橋が橋として成り立っていて、人々がふつうに行き来できるのは、内部に強い聖域があるからだ。
不过那个魔力保护着伦敦桥。即使梦魔变得越来越大,桥依然作为桥而存在,人们依然能够往返。因为桥的内部存在着强大的圣域。
橋の外側から、夢魔の影響でもろくなりつつあるとはいえ、まだ内側の強さで、どうにか結界(けっかい)としての橋を支えている。
虽然桥的外侧受到梦魔的影响正变得脆弱,但内部的强度依然支撑着作为结界的桥。
それでもケルピーは、あせりを感じていた。
尽管如此,格鲁比仍然感到焦急。
プリンスの組織が、橋を壊(こわ)そうと夢魔をここへつながせたのは確かだ。このうえ力が加われば、内部の聖域もろともリディアが壊れた橋にうずもれてしまうことになりかねない。
王子的组织打算破坏这座桥而把梦魔系在这里。如果再施加外力的话,内部的圣域和莉迪亚一起都会被活埋在崩塌的桥底。
誰か、橋の内部に入ってリディアを助け出せるような人間の協力が必要だ。
该去找谁呢。要救出莉迪亚,必须要和能进入桥内的人的合作。
不本意ながらケルピーには、あの伯爵(はくしゃく)しか思い浮かばなかった。人を喰(く)らう種族の彼に、そうそう人間の知り合いがいるわけはない。
虽然不得已,但格鲁比想得起来的只有那个伯爵。作为吃人种族的他不可能有其他人类熟人。
「リディアが勝手に町を抜け出したのは、そもそもあいつのせいだってのに」
“莉迪亚随便溜出小镇,原本就是那家伙的责任。”
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