《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子3
だからこそプリンスは、竜をよみがえらせてまで蛍石を生み出させようとした。
正因为如此,王子才让瓦姆复苏,打算继续生产芙蕾雅吧。
ならここにある、アルバに使われる予定のフレイアは、最後のひとつだと思っていい。
如果是这样,那么预定用在阿鲁巴身上的芙蕾雅,恐怕是最后一个。
これさえなければ、そして、病床(びょうしょう)だというプリンスが死ねば、組織は壊滅する。
只要没有他,王子就将死于病床上,整个组织也会毁灭。
「ロード、申しあげておきますけれど、このフレイアを奪っても、扱いに困るだけですよ。今は魔力が活性化している状態です。壊すことはできませんし、触れたとたん、その人間は焼け死にます」
“勋爵,预先说一下,要夺走着芙蕾雅是很困难的哦。现在它的魔力已经处于被激活的状态,已经无法破坏了,而且一般人一旦碰触就会被烧死。”
ユリシスは、言いなりになることへの反抗か、淡々(たんたん)とそう言った。
尤利西斯似乎要对自己任人摆布的处境进行反抗,淡淡的说。
アルバが触れれば、プリンスにつながる血に反応して記憶が流れ込むと言っていた。それ以外の人間には、まさに炎として反応するわけだろうか。
阿鲁巴说,如果他接触了芙蕾雅,与王子相关的血液就会有反应,记忆将会流入体内。看来除了他以外的人类,就会出现火焰的反应。
「フレイアの中にあるのは、プリンスの記憶であり、闇(やみ)の魔力を従える核ともいえるものです。魔物たちがロンドンを破滅に導こうとしているのはご存じだと思いますが、プリンスのご意志は彼らに進撃を呼びかけたままこのフレイアの中にある。命令を撤回(てっかい)することができるのは、この中身をすべて受け継いだのちの"プリンス"だけ。むろんアルバは、現在のプリンスと同じ存在になり、妖精たちをさらに勢いづけるでしょう。ロード、あなたになすすべはないのです」
“在芙蕾雅中的保存的是王子的记忆。可以称得上是统率黑暗魔力的核心。您是知道的,魔物们打算把伦敦导向毁灭,而芙蕾雅中王子的意志正呼唤着他们发动进攻。能撤回命令的只有继承了全部内容以后的‘王子’,当然阿鲁巴将成为和现在的王子同样的人物。勋爵,您已经无法可施了。”
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