《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子3
ユリシスはそう言いながら、最後の鍵を挿し込まずに手を止めた。
尤利西斯说着,在插入最后一把钥匙时停下了手。
「残念ながらロード、時間切れです。ここへは、誰が入ろうとその都度(つど)殿下に報告が行くのですよ。許可したおぼえのないアルバを同行しているのはおかしいと、殿下がお気づきになったのでしょう」
“真遗憾,勋爵,时间到了。无论谁打算进到这里,守卫都会报告殿下。殿下应该已经发觉了吧,我不可能做出准许阿鲁巴同行的荒谬行为。”
とたん、銃声(じゅうせい)が鳴った。エドガーは床に伏(ふ)せる。その隙(すき)にユリシスが離れる。
这时候突然响起了枪声。爱德格立刻卧倒在地板上,尤利西斯乘那间隙迅速逃开了。
続く銃声は、頭上をかすめて金属のドームに当たる。部屋へ駆(か)け込んでくる男が数人、次々に発砲する弾丸を避けるために、エドガーはドームの後ろへ回り込む。
一连串枪声掠过头顶,打在金属穹顶上。房间里跑进数个男人,爱德格为了避开不断飞来的子弹,躲到了金属穹顶的后面。
「やめろ、相手は銃を持っていない。取り押さえろ」
“不要开枪!对方没有武器,抓住他!”
ユリシスの声に銃撃がやんだ。しかし次の瞬間、彼らの悲鳴(ひめい)が聞こえた。
尤利西斯的声音使枪声沉寂了下来。可是下个瞬间就听到了他们的惨叫声。
立ち上がったエドガーの目には、男たちに襲(おそ)いかかる漆黒(しっこく)の馬が映る。
爱德格站起身来,映入眼中的是一匹漆黑的马在袭击男人们。
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