《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子8
「私の役目は、エドガーさまをお守りすることです」
“我的职责是保护爱德格大人。”
「おまえが無事でないと、僕は冷静でいられないかもしれないからだ。たのむよ、レイヴン。この戦いで重要なのは、僕が迷わずに心を強くしていられるかどうかだ。たぶん、そういうことになると思う」
“如果你不能平安,说不定我就无法保持冷静。求你了,雷文。或许我是那样想的,这场仗非常重要,所以我的心必须很坚定,不能有丝毫犹豫。”
わけがわからない様子だったが、それでももう何も言わなかったから、彼は承諾したのだろう。
尽管雷文看起来还是不明白的样子,不过他什么都没说,应该已经同意了吧。
レイヴンは本来なら、彼の部族の王に従うべき戦士だ。精霊を宿(やど)して生まれたのはそのしるしだ。けれど彼は、王の末裔(まつえい)ではなく、エドガーを主人に選んだ。
雷文本来是追随他的部落的王族的战士。与生俱来地拥有着寄宿妖精的标志。但是他没有选择王族的末裔,而是选择了爱德格为主人。
王の末裔からレイヴンを取り返したエドガーはもう、レイヴンとの主従(しゅじゅう)関係を、いつかは解消するものだとは考えなくなっていた。
从王族末裔的手中夺回雷文的爱德格,不得不考虑总有一天会和雷文解除主从关系。
以前はそう考えていた。レイヴンはたまたまそばにいるけれど、本来は別の場所で、別の人生を生きるべきだと思っていた。
他以前曾那样考虑过。认为虽然雷文偶尔来到爱德格的身边,但他本应在其他的地方,有着不同的人生。
けれどもう、そんなふうには思わない。たとえ彼が独り立ちしても、自分は主人であり続けるだろう。
但是现在已经不那样想了,纵使雷文能够自立,自己也将继续是他的主人。
これは魂(たましい)の主従だ。生まれつきの身分に隷属(れいぞく)しているわけではなく、ひとつの完成した関係なのだ。そう感じるからエドガーは、これからどんな選択をしても、レイヴンだけはそばにいると確信できた。
这是灵魂的主从关系。并不是天生的身份隶属,而且是一个完整的关系。爱德格觉得,今后无论做什么选择,他都能确信雷文就在身旁。
相关阅读
- 《伯爵与妖精》片尾曲~My Fairy~08-26
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第三章3.409-09
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第三章3.611-16
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第四章4.209-10
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第四章4.309-19
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第五章5.809-26