《伯爵与妖精》卷十二第一章招来幸福的白鹳2
「ボクが迷惑(めいわく)なのか?母ちゃん」
「我给你添麻烦了吗?妈妈。」
母ちゃん?
妈妈?
振り返ったリディアは、声の主をさがしてゆっくり部屋の中を見まわし、やがてレイヴンがかかえているバスケットに目をとめた。
莉迪亚回过头来,慢慢地环视房间寻找声音的主人,视线停在了雷文抱着的篮子上。
そこから、赤ん坊が顔を出してこちらを見ている。とうてい言葉をしゃべれるとは思えないような幼さだ。ありえないと、目をそらそうとするが、それはまた口を開いた。
从那里,小宝宝探出头来看着这边。这么小的婴儿不可能会说话的。她正打算转移视线时,小婴儿又开了口。
「結婚しないなんて言わないで。おねがいだよ、母ちゃん」
「请不要说不结婚好么?妈妈。」
あきらかに、リディアに話しかけている。
莉迪亚惊讶得说不出话。
そのうえ赤ん坊は、よっこらしょとバスケットをまたぎ、レイヴンのひざから床にぴょんと飛びおりた。
小宝宝跨过篮子的边缘,从雷文的膝头轻轻地跳到地板上。
フリルのたくさんついた白い産着(うぶぎ)は、そでが黒いリボンで縁取(ふちど)られている。ふわりとめくれたすそをなおしながらも彼は、しっかりと二本の足で立っていた。
他穿了黑丝带滚边的带有很多皱褶的白色婴儿服。他一边轻轻整理好褶边,一边稳稳地用二只脚站立着。
「な、なんなのあなた」
「你、你到底是谁?」
「母ちゃんの息子さ」
「我是妈妈的儿子。」
めまいをおぼえ、ふらついたリディアは、エドガーに抱きとめられたが、突き放す力もでなかった。
天旋地转的莉迪亚被爱德格抱住,但是她已经没有推开他的力量。
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