《伯爵与妖精》卷十二第一章招来幸福的白鹳5
見あげれば、うっすらと青い空を雲が流れていく。エドガーの思惑(おもわく)を除けば、とてもおだやかなピクニックだ。
头顶上,薄薄的云沿着湛蓝的天空缓缓流动。只要不去想爱德格的话,实在是非常惬意的郊游。
エドガーさえ視界に入らなければ、いつだって平和なのに……。
如果爱德格从视野中消失,就会从此天下太平了吧……。
そう思ってみても彼女は、これまでずっと、エドガーから目を離すことができずにきた。どうしてなのか、わかっているような気がしても、認めたくない。
那样想着的她,却一直无法把视线从爱德格身上移开。怎样也不明白自己到底是什么样的心情。
木々の上を風が通っていく。杏(あんず)の花びらが舞うのを眺めていると、急にいたずらな風が起こり、リディアの帽子(ぼうし)が吹き飛ばされた。
微风吹过树梢。莉迪亚正着迷地注视着杏花飞舞,忽然一阵恶作剧的风,把她的帽子吹跑了。
ふわりと舞いあがり、すみれ色のリボンが木の枝に引っかかる。
帽子轻飘飘地飞着,紫罗兰色的丝带被挂在树枝里。
「やだ、あんなところに」
「啊,在那里。」
すぐに取りに行こうとしたのはレイヴンだったが、彼を止めてエドガーが言った。
雷文马上打算去取, 爱德格却制止了他。
「大丈夫、僕らが取ってきてあげよう」
「没关系,我们去取。」
「え、僕らって?」
「我们?」
「ティル、お母さまのために手伝ってくれるね?」
「提鲁,帮帮母亲大人好吗?」
元気よく頷(うなず)いたティルを、エドガーはひょいと抱きあげた。
爱德格轻轻地抱起了神采飞扬的的提鲁。
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