《伯爵与妖精》卷十二第一章招来幸福的白鹳13
一瞬目を閉じたリディアが、再び目をあけたときに見たのは、窓の外を二羽のコウノトリが旋回しながら飛んでいる姿だった。
莉迪亚一瞬间闭上了眼,再次睁开时看见的,只有二只白鹳在窗外盘旋飞舞的身姿。
やがて彼らは、小雨(こさめ)あがりの雲間(くもま)を遠くへと消えていった。
他们很快消失在濛濛细雨中远方云彩的缝隙里。
突然の別れを、リディアはまだ受け入れきれないまま、ベッドに落ちた羽を拾いあげた。
突如其来的离别,莉迪亚还是有些难以接受。一片羽毛飘到了床下,莉迪亚拾起那片羽毛。
淋しくて、たたずんだ窓辺から動けなかった。
衣服有些淋湿了却仍呆立在窗前不动。
背後に立つエドガーの気配(けはい)を感じる。リディアを抱くように腕をのばした彼は、ティルの羽を彼女の手ごと、いとおしそうに包み込んだ。
莉迪亚感觉到爱德格站到了她身后。爱德格覆住她握着提鲁羽毛的手,从背后抱住她。
「大丈夫だよ」
「没事的,莉迪亚。」
彼の言葉に、リディアはささえられる。
他温柔地安慰着。
「短い間だったけど、ティルはたしかに僕たちの子供だった」
「虽然只有很短的时间,但提鲁确实是我们的孩子。」
「ええ……、そうね」
「嗯……,是那样呢。」
めずらしく、エドガーと心をひとつにしたような気持ちで、リディアは頷(うなず)く。
很新奇,和爱德格心灵相通的感觉。莉迪亚不禁点点头。
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