《伯爵与妖精》卷十二第二章教给你虏获绅士的方法8
しかしうれしそうな彼女とうらはらに、リディアは昨日のことを思い出して気が沈(しず)む。
可是与看起来很高兴的她相反,莉迪亚想起昨天的事不禁心情低落。
「でも……、あたしにはキスなんて言い出しにくいの。ああ、何かいい方法はないかしら」
「但是……,要我要求亲吻什么的太难了。啊啊,有没有什么好方法啊。」
がんばろうとしても、言えないものは言えない。無理なことをしようとすると墓穴(ぼけつ)を掘るだけだ。昨日の失敗から、それは身に染(し)みていた。
就算想努力,说不出的就是说不出。要是逞能的话,就只有自掘坟墓。昨天的失败仍然铭刻于心。
ようやくリディアの髪を離し、ナイチンゲールはせわしなく羽を動かしながら目の前に回り込んだ。
夜莺终于放开莉迪亚的头发,忙碌地扇动着翅膀,在她眼前转着圈。
(そうだわリディア、森の近くまで、彼を連れてきて。魔法の力が増すはずだもん。そこであたしの歌を聴けば、きっとまつげにキスする気になるわ!)
(对了莉迪亚,把他带到森林附近吧。在那里魔法的力量应该会增强的。听了我的歌的话,他一定会产生想吻睫毛的感觉的!)
まつげにキス、だ。それだけで、一瞬にして人の気持ちが変わるとは思えない。けれどナイチンゲールにとっては、どうやらそれがすべてらしい。
亲吻睫毛。虽然莉迪亚并不认为只靠那个,就可以一下子改变人的心意。但是看起来对夜莺来说,那个就是全部了。
ならば、リディアがエドガーを本気にさせられるかどうかはともかく、“まつげにキス”さえあれば、ナイチンゲールは助かるはずなのだ。
那么,不管莉迪亚能不能让爱德格认真起来,只要让他“在睫毛上吻一下”,夜莺应该就能得救。
エドガーは書斎(しょさい)にいた。リディアが駆(か)け込んでいくと、本から顔をあげ、すぐににっこり笑ってみせた。
爱德格在书房里。莉迪亚一跑进去,他便从书中抬起头,立刻对她莞尔一笑。
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