《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛3
主人は、旅行者にしては軽装な、鞄(かばん)をひとつ提(さ)げただけのフレデリックを一瞥(いちべつ)し、早口に何か言った。ゲール語だった。
老板瞥了一眼只提着一件行李的弗雷德里克,很地快说了句什么。是高地语。
そういえば、この宿でまともに英語を話せるのは長男だけだったと思い出す。フレデリックにはゲール語はわからない。
他突然想起,在这个旅馆里能说英语的只有这家的长子。弗雷德里克不懂高地语。
どうしようか、と思ったとき。
怎么办才好?
「宿泊なら、少し待ってくれって言ってるわ。部屋を用意するからって」
「要投宿吗?请稍等一下。房间马上就准备好。」
ハイランド訛(なまり)のない、きれいな英語だった。パブの奥に座っていた女性が、彼を見てにっこり笑った。
是完全没有高地口音的纯正英语。他循声望去,一位坐在小酒店里的女性正看着他莞然微笑。
タータンチェックのスカーフで髪を覆(おお)い、灰色のドレスはまるで飾り気がない。あまりに地味な服装のせいで、なんとなく年増の夫人かと思っていたのだが、こちらに向けられた顔は若く、二十歳(はたち)くらいかと思われた。
她用彩色方格图案的围巾严密地包覆住头发,穿着灰色的衣服。由于打扮过分朴素的原因,乍一看好像是个中年妇女。但从转向他的脸可以判断,她其实只有二十岁左右。她露出毫无戒心的笑容。
かなりの美人だと、日頃他人の容姿に感想を持ったことがない彼にでもわかるほどだが、笑顔はまるで屈託(くったく)がない。
是个相当的美人呢。弗雷德里克不记得从前对别人的姿容是否有过类似的感想。
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