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《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛6

时间:2013-03-18 13:31:24  来源:可可日语  作者:ookami

「家を、出るつもりよ」

「我决定离家出走。」

「ひとりで?」

「一个人?」

「彼に、気持ちを確かめたいから」

「我要去找他!」

「けどそれは……」

「什么……」

親の決めた結婚から逃(のが)れ、別の男のために家出をするなんて、世間の常識では受け入れられない。不名誉な娘と後ろ指をさされる。氏族(クラン)の結束が堅(かた)いこんな土地柄(とちがら)ならなおさら、二度と家へ戻ることは許されないだろう。

为了逃避父母定下的婚约而与其他男人私奔,是世间的礼法所不能接受的。在这种传统观念根深蒂固的氏族社会里,父母更会因为女儿败坏家风而被暗中指责。她如果再次返回家中,一定不会被宽恕吧。

会いに行った男が、アウローラを受け入れてくれなかったら、彼女は路頭に迷うことになる。

可是另一方面,如果奥萝拉去找的男人不肯接受她,她就会流落街头。

当然そんなことはわかっていて、家を出るつもりだという。

这样的后果她当然应该已经预料到,但她仍然决定出走。

そんなにその男が好きなのか。それともよほど、許婚がきらいなのだろうか。

她那么喜欢她的恋人吗?还是说,那么憎恨这桩婚事吗?

「アウローラ、こんなところで何をしてる」

「奥萝拉,你在这种地方做什么?」

馬に乗った男が近づいてきた。アウローラは急に表情をこわばらせ、フレデリックをかばおうとするように数歩進み出た。

看见一个男人骑着马走过来,奥萝拉表情突然僵住,象要保护弗雷德里克一样地走上前去。

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