《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛10
彼が見たスタンディングストーンの煙水晶は、もっと明るい色だった。琥珀(こはく)に似て、濁(にご)りなく向こうが透(す)けて見えた。
他见过的烟水晶立石,有着象琥珀一样更明亮的颜色,晶莹剔透地完全没有杂质。
魔よけの煙水晶でつくられたスタンディングストーン。もしも本当にあるのなら、何やらとくべつないわくでもありそうだ。
如果人们真的曾经用它制作过驱魔用的立石,那么这一切都可以得到解释。
ともかく、このあたりにある遺跡をひとつ残らず確かめる。フレデリックはそのつもりだったし、アウローラが案内してくれるというのはありがたかった。
不管怎样,弗雷德里克打算将这附近所有的遗迹全部确认一下。他十分感激奥萝拉的帮助。
運がよければ見つかると、彼女は言った。
她说过如果运气好也许会找到。
彼女も見たことがあるのかもしれない。おそらく、正確な場所がわからないのではないか。
那么恐怕她确实看见过,只是不记得正确的位置了。
荒野に点在する遺跡だ。道も、目印になるものもなく、正確な方角や距離がわからなければ、同じ場所に再びたどり着くのは容易ではない。
类似的遗迹遍布荒野。在没有道路和路标的情况下,如果不清楚正确的方向和距离,再次找到同一个地方是相当不容易的事。
それでも、新しい発見を期待すれば、学者として気持ちが高ぶる。
期待着新的发现,弗雷德里克的学者之心不觉燃烧起来。
一方で、昨日からずっと落ち着かない気分なのは、煙水晶のせいだけだろうか。
不过从昨天开始就一直惴惴不安的心情,真的只是因为烟水晶吗?
フレデリックは、五年前に見たスタンディングストーンを思い浮かべようとするが、連想してしまうのはなぜかアウローラの顔ばかりだ。
弗雷德里克试图回忆起五年前看到的立石,但不知为何脑海里总是浮现出奥萝拉的脸。
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