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《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛10

时间:2013-03-20 13:50:59  来源:可可日语  作者:ookami

つらいのに微笑(ほほえ)みながら、ぎりぎりまで恋人の訪れを待ち続けている。

带着伤感的微笑,苦苦等候恋人的来访。

世の中には、幸運な男がいるものだ。なのにその誰かは、自分の幸運に気づいていない。

那个还在世间某处的幸运男人会是谁呢,居然没有意识到有这样的幸福在等待着他?

何度となくそんなことを考えたのは、酒のせいかもしれない。

他反复地思索着同样的事,也许是因为喝了酒的原因吧。

軽くひっかけたウイスキーを醒(さ)まそうと、宿のパブを出る。近所をひとまわりするつもりで歩きかけたとき、建物の陰に座り込んでいる人影に気がついた。

他从旅馆的小酒店出来,打算就近转一下醒醒酒,却注意到了在房前阴暗角落里坐着不动的人影。

「アウローラ?」

「奥萝拉!是你吗?」

声をかけると、はっとしたように彼女は顔をあげた。

她听见他的呼唤猛然抬起头。

「……助けて」

「……救救我!」

そう言ったかと思うと、フレデリックにしがみつく。

话音刚落,弗雷德里克就被紧紧抱住。

やわらかな髪を首に感じ、うろたえた彼は、どうすればいいかわからない両手を広げたまま立ちつくした。

他感觉到柔软的发丝轻拂在脸颊上,登时心慌意乱,呆呆地站着,双手不知该放在哪里。

「あたしを、ここから連れ出して。お願い、今すぐに……」

「请和我离开这里。求求你,马上……」

「ど、どうしたんだ?」

「啊,出什么事了?」

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