《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛10
「あたし、ここにいちゃいけないの。みんな不幸になる……。だから、連れて逃げて。どこでもいいわ、この島の外へ」
「我再也忍受不了了。留在这儿只有不幸……所以,你带我逃走吧!」
「しかし」
「可是」
「待ってたのよ、きっと迎えに来てくれるって。あなたといっしょなら、島を出る勇気が持てる、見知らぬ土地でもやっていける、そう思ったから……」
「我一直都在等你,相信你一定会来接我。只要和你在一起,我就能鼓起勇气逃出这个岛,无论什么陌生的地方都敢去……」
ああ間違えているのか。ぼんやりと、フレデリックは失望した気持ちになった。それも変だと思いながら。
原来只是她弄错人了。弗雷德里克感到一阵尖锐的失望,心想那也难怪。
「それは……私じゃないよ」
「你等的那个人……不是我。」
言うと、驚いたように顔をあげた彼女は、大きく見開いた瞳(ひとみ)でフレデリックを見つめた。
听到这句话,她吃惊地仰起脸来,睁大眼睛凝视着弗雷德里克。
力が抜けたみたいに、ゆるりと後ずさりながら目を伏(ふ)せる。そんなアウローラの、ひどくがっかりした表情に、彼はもうしわけなくなった。
她全身的力量好象瞬间消失了,双眼慢慢地失去光彩。看到奥萝拉流露出那样强烈的失落情绪,他不仅后悔自己的话说得太简单了。
遠方からの旅行者、それも再びこの村を訪れた希有(けう)な人物が、彼女の望む男でなかったことが、自分のせいであるような気さえした。
好不容易遇到再次来到这个村的远方的旅客,竟不是她所期盼的男人,她的心情一定和自己的一样痛苦吧。
「やだ、ごめんなさい。あたし、何だか混乱してて」
「那个,对不起。我……最近心里总是乱乱的。」
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