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《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛10

时间:2013-03-20 13:50:59  来源:可可日语  作者:ookami

「うん、気にしなくていいんだ。ほら、私にできることなら力になるって言っただろう?何か困ったことでもあったのかい?」

「嗯,我一点都不介意。喏,我有说过要尽力帮助你的。有什么事让你感到为难了吗?」

濡(ぬ)れた頬(ほお)を手のひらでぬぐい、彼女は足元のショールをそっと持ちあげた。

她伸手擦了擦沾满泪水的脸颊,小心地抱起了脚下的包裹。

ぐったりした灰色の猫がくるまれていた。

奄奄一息的灰猫被包在她的围巾里。

「ニコが、あたしを助けようとしてこんなことに」

「帮我救救尼可好吗?」

「助けようとして?」

「出什么事了?」

「ケネスが……」

「是科纳斯……」

急に赤くなって黙(だま)った彼女の様子に、鈍(にぶ)いフレデリックでもぼんやり察しがつく。

她忽然沉默起来,脸涨得通红,即使是迟钝的弗雷德里克也依稀有所觉察。

「それできみの猫は、怪我(けが)をしてるのかい?」

「他打伤了你的猫?」

覗(のぞ)き込むが、灰色の毛のかたまりが生きているのかどうかよくわからなかった。

看了一下,毛有些褪色, 不太清楚他是否还活着。

「長老のところへ連れていけば、助かるかもしれないの」

「不过说不定带到长老那里就有救了。」

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