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《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛11

时间:2013-03-20 13:39:45  来源:可可日语  作者:ookami

そうしてそれを、フレデリックに差し出す。

然后走到弗雷德里克面前递出它。

「どうか、これをアウローラに渡してください」

「请您把这个交给奥萝拉好吗?」

それだけ言うと、彼女はきびすを返し、とぼとぼと歩き出した。

说完这句话,她就转过身蹒跚地走开了。

まっ白なカットワークのレースだ。ずいぶんと手の込んだ、細かな模様が編まれている。

那是一幅雪白的蕾丝花边。细小的花样设计得相当复杂。

おそらく、結婚の衣裳(いしょう)やベールにつかうもの。

好像是与结婚礼服搭配的头纱。

「ミセス·マッキール」

「马齐鲁夫人!」

フレデリックは思わず呼び止めていた。

弗雷德里克不禁叫住了她。

「あの、これはアウローラに直接会って渡した方がいいのではありませんか」

「那个,您把这个当面交给奥萝拉不是更好吗?」

立ち止まった彼女は、少しばかり迷うような表情を見せたが、やがて首を横に振った。

她站住了脚,一瞬间似乎有些犹豫的样子,却又很快摇了摇头。

「いいえ、会えばあの子の決意が鈍るかもしれません。あの子自身に迷いはないのに、わたしをあわれに思って迷うとしたらかわいそうです」

「不,如果让那个孩子见到我,她的决心说不定会动摇。只要她自己心里没有迷惑就好,我不希望她因为可怜我而改变主意。」

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