《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛11
フレデリックの方に体を向けて、淋(さび)しげに彼女は微笑む。
她转向弗雷德里克,悲伤地微笑着。
「島を出れば、あの子はもうマッキール家に背(そむ)いた人間です。二度と会うことはできないでしょうけれど、母としていつでも幸せを願っていると、お伝えください」
「一旦走出这个岛,那孩子就与马齐鲁家一刀两断了。不过请您对她说,我这个母亲会时刻为她的幸福祈祷。」
また歩き出すその背中を眺(なが)めていたら、ありきたりな、けれど重要な言葉が、とっさに口をついて出た。
她似乎要就此离开,却忽然想起了什么重要的话再次转过身来。
「お嬢(じょう)さんのことは、必ず幸せにします」
「你们一定会幸福的。」
ああ、どうしてこんなことを言っているのだろう。そう思いながらも、ちらりと振り返った母親の、ほっとしたような笑(え)みにフレデリックは安堵(あんど)していた。
她为什么会这样确定呢?弗雷德里克心想。但是当他看到奥萝拉的母亲回过头去的那一瞬间露出的安详微笑,自己也不觉有了信心。
彼はもう、アウローラの運命にかかわってしまった。煙水晶のスタンディングストーンに執着(しゅうちゃく)したために。
本来是为了烟水晶的立石才来到这里。没想到他却阴差阳错地与奥萝拉的命运连结在了一起。
石に惹(ひ)かれ、再会したいがために駆け落ちのまねごとまでしようというフレデリックもまた、アウローラと同じ種類の人間なのかもしれない。
从来只对石头感兴趣的弗雷德里克,竟然会做出私奔这样的事,也许他与奥萝拉其实是同一类人吧?
だから、なんとなくわかる。この島から連れ出すことを、彼女はフレデリックに望んだ。引き受けたからには、とことん恋人のふりを通さねばならない。
他终于意识到,她希望自己带她离开这个岛。自己必须以恋人的身份承担带她逃出岛外的责任。
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