《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛17
北極光(アウローラ)……。
极光(aurora)……。
あまりにも神々(こうごう)しくて、この情景は忘れまいと心に刻みつけたはずだった。
众神交替时出现的女神的名字。
たしかにそれだけは、彼の記憶にぼんやりと残った。なのに少女のことを忘れていた。
弗雷德里克以为自己已将当时的情景刻在心头永远不会忘记。到底忘记了少女的事。
きみは本当はあのときの。
你真的是那个时候的……
妖精?
妖精?
確かめたかった。けれど彼が口を開きかけたとき、アウローラが言った。
他想向她确认。但是当他张开嘴时候,奥萝拉却抢先开了口。
「ねえフレデリック、男の人はひとめで運命を感じるってこと、ないのかしら」
「弗雷德里克,会有男人相信一见钟情么?」
石柱のあいだをゆっくりと歩きながら、唐突(とうとつ)に問う。
她缓慢地行走在石柱之间,忽然冒出这个唐突的问题。
「それは、人によるとしか」
「那个,我也不清楚。」
「運命を感じなくても、やさしくできるの?」
「而且值得为了它违抗宿命的安排?」
恋人のことを考えているのだと思うと、急に彼は冷静になっていた。
一提到有关恋人的事,弗雷德里克忽然冷静了下来。
五年前に、彼を助けてくれたのがアウローラだったとしても、それがどうだというのだろう。
就算在五年前与奥萝拉相遇的是他,他内心深处也十分清楚。
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