《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛18
人影のない浜辺の先に、短い桟橋(さんばし)があり、古びた船が浮かんでいた。
杳无人迹的海湾上有一个小小的码头,一艘陈旧的船漂浮在上面。
内(インナー)ヘブリディーズまで、海峡(かいきょう)を渡るというには粗末(そまつ)に見える。
这艘船用来渡过海峡到达对岸的内赫普里蒂斯似乎太嫌简陋了。
それに、誰があれを動かすのだろう。
而且由谁来开那艘船呢。
近くに人らしき姿は見あたらない。
附近好象半个人影都见不到。
(おーい)
(喂—)
誰かが呼んだかのように聞こえた。それとも、風の音だろうか。
远处似乎传来一声呼唤。还是说,是风声吗?
(おーい、アウローラー)
(—喂,奥萝拉)
「ニコ?どこにいるの?」
「尼可?你在哪里?」
あの猫が?フレデリックはあたりを見回すが、丘はどこまでも薄い草が生えているだけで、何も見あたらない。
是那只猫?弗雷德里克环视四周,却只看见杂草丛生的山冈,什么都没有找到。
(アウローラ、早く、間に合わな……)
(奥萝拉,快点儿呀,别落到他们手里……)
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