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《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛21

时间:2013-03-27 13:14:06  来源:可可日语  作者:ookami

船乗りは不思議がるでもなく、アザラシに船をまかせている。

那个船员看见海豹驾船似乎一点都不觉得奇怪。

「|アザラシ妖精(セルキー)たち、ありがとう」

「海豹妖精们,谢谢你们。」

抱きついていた腕をようやくほどいたアウローラが、船から身を乗り出して手を振った。

总算放开手臂的奥萝拉,向船外探出身体挥了挥手。

妖精の、定期船なのだろうか。

这艘船,是妖精的渡轮吗?

フレデリックはもう、不思議なことはありのままに受け入れるしかないと学んでいる。アウローラが取り換え子だということも同じだ。

弗雷德里克已经逐渐学会接受不可思议的事实。奥萝拉是交换之子的事不也是一样么。

(おーい、アウローラ……)

(—喂,奥萝拉……)

波の音に紛(まぎ)れて声がした。と思うと、アザラシの背に乗った灰色の猫が、ぐんぐんとこちらへ近づいてきていた。

浪涛间仿佛又传来这样的声音。紧接着那只灰猫坐在海豹脊背上靠近了船舷。

(おれを置いていく気かよー)

(想把我丢下不管吗—)

猫は勢いをつけて、アザラシから船の中へと飛び移る。

灰猫一鼓作气地从海豹身上跳向船中。

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