《伯爵与妖精》卷九女神的镇魂歌第一章魔都中的蠢动之物5
プリンス、そう呼ばれている人物こそが、由緒(ゆいしょ)ある公爵家(こうしゃくけ)に生まれたエドガーから何もかもを奪った男だ。
被称作王子的人物,是夺走了出生在渊源深厚的公爵家的爱德格的一切的男人。
英国王家の血を引くというプリンスの存在は、妖精族の邪悪(じゃあく)な魔術と関係があるらしく、その力で英国に反逆を企(くわだ)てているとも聞く。そのために、自分と同じように王家の血を引くエドガーを手に入れたかったらしい。
继承了英国王室血统的王子,和妖精族的邪恶魔法好像有关系,听说他企图用那种力量在英国掀起叛乱。为此,他想要得到与自己一样继承了王室血统的爱德格。
しかし、プリンスのもとを逃れ、今では妖精国(イブラゼル)伯爵の地位を得たエドガーは、彼らにとって生かしておけない存在となっているはずだ。一方でエドガーの方も、プリンスを完全に葬(ほうむ)り去ることこそ、青騎士伯爵とも呼ばれるこの謎めいた伯爵家を継ぐ者のつとめだと意識しているはずだった。
可是,从王子身边逃跑,又得到了妖精国伯爵的称号的爱德格,现在对他们来说已是不共戴天的敌人。另一方面爱德格也意识到身为神秘的青骑士伯爵的继承人,他肩负着消灭王子的责任。
「プリンスが、無関係な人を次々殺してるの?」
「王子一个接一个地杀死了无关的人?」
「無関係に見えるけど、どうかわからないよ。魔術的な、何かの儀式みたいな、そんな意味があるのかもしれない。それに、犠牲者(ぎせいしゃ)のひとりが、レイヴンと同じ国の出身だったんだ」
「表面看似乎是无关的人,不过实际是怎样可就难说了。魔法或是某种仪式,说不定有这种意义吧。而且,牺牲者中的一个人与雷温来自同一个国家。」
レイヴンという、エドガーの従者の少年は、褐色(かっしょく)の肌の異国人だ。少々変わっているというか、人間らしい感情が未発達なのは、生まれつき殺戮(さつりく)の精霊を宿しているからだという。
雷温是身为爱德格的随从的少年,褐色皮肤的异国人。有点特别的是,他缺少人类的感情,天生体内寄宿着杀戮的精灵。
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