《伯爵与妖精》卷九女神的镇魂歌第一章魔都中的蠢动之物6
そうしてエドガーは、彫刻家ならちょうどいいなどと言って、屋根の装飾を修理させようとしていたから、ふたりは今、見回りではなくそれを確認しているだけかもしれない。
爱德格说既然是雕刻家,正好让他们修理一下屋顶的装饰,所以两个人现在也许不是在巡视,而是确认一下屋顶的状况。
エドガーの態度はいつも、本当にせっぱ詰まっているのか悠長(ゆうちょう)なのかまるでわからない。そうやって、敵も味方も煙(けむ)に巻く。
爱德格的态度总是这样,真是一点都不知道轻重缓急。这种做法,真是让敌人也好同伴也好都感到一头雾水。
だから彼の、本当の気持ちもわからない。
正因为这样,也无法猜出他真正的想法。
伯爵邸の客間(ゲストルーム)で、しぶしぶながら一夜を過ごしたリディアは、ぼんやりとそんなことを考えた。
在伯爵府的客房里勉勉强强度过了一夜的莉迪雅,正在出神地想着这些事。
「ふうん、こっちに泊まることにしたんだ」
「哦,你住到这边来了呀。」
ニコの声だった。
是尼可的声音。
灰色の毛並みをした妖精猫は、どこへ遊びに行っていたのか、窓からするりと入ってきた。
一身灰色长毛的妖精猫,不晓得去哪里游玩回来,从窗户迅速而巧妙地钻了进来。
ニコにはいろいろと言いたいことがあったリディアは、ため込みながら待っていたのに、ゆうべは姿を見せなかった。今朝になってようやく現れたのだ。
正有一肚子话要对尼可说的莉迪雅,早就有点等得不耐烦了,但他昨晚却没有现身。今天早上总算是出现了。
しかし彼は、リディアの方は見もせずに、品定めでもするように部屋の中を二本足でぐるりと歩き、革張りの椅子(いす)に目をとめると、ぴょんと飛び乗って座り心地を確かめた。
可是他却没朝莉迪雅的方向看,而是鉴赏一般地用两只脚在房间里慢慢走动,当目光落在一张皮椅子上的时候,他轻轻地跳上去确认了一下坐下去的感觉。
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