《伯爵与妖精》卷九第三章噩梦降临伦敦桥7
それでも、背筋を伸ばした姿勢と、少しもすり切れていない靴音は、あきらかに上流階級の人間だとわかった。
尽管如此,他挺直脊背的样子,以及新鞋留下的脚步声,明显地说明他是上流阶级的人。
「失礼、お嬢(じょう)さん。ドレスを汚してしまったようですな」
「打扰了,小姐。您的礼服好像脏了。」
声は、初老の紳士(しんし)だと思わせる。
听声音是位上了年纪的绅士。
「よろしければ、家までお送りしましょう」
「如果您不介意的话,让我送您回家吧。」
親切そうな言葉だけれど、こちらへ近づいてくれば感じる奇妙な威圧感(いあつかん)に、リディアは後ずさっていた。
虽然他的话听起来非常亲切,不过,他走近的时候却带来一种奇怪的压迫感,莉迪雅忍不住后退了一步。
稲光が走る。一瞬映った男の顔は、包帯に覆われている。不気味(ぶきみ)な風体に息をのむ。
一道闪电划过,刹那间照亮了这个男人的脸,上面缠满了绷带,令人毛骨悚然的样子使她屏住了呼吸。
また空を裂いた光は、ふとリディアの目に御者台の人物をくっきりと映し出した。
又一道闪电劈开了天空,把驾座上的人影清晰地映入莉迪雅的眼中。
にやりと笑う、淡(あわ)い金髪の少年だった。
是一位面带微笑,拥有浅金色头发的少年。
「ユリシス……?」
「尤利西斯……?」
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