《伯爵与妖精》卷九第四章精灵女王1
裏切った相手のことを心配するなんてと、ケルピーはあきれているのだろう。
她会担心自己背叛的人,一定让格鲁比吃惊了吧。
エドガーのことは、プリンスはすぐさま殺すつもりはないのだ。そしてリディアは、ケルピーが平然としているところを見ると無事なはずだ。だからアーミンの懸念(けねん)は、本当のところ残るひとりのことだった。
王子并不想立即杀了爱德格。而且从格鲁比泰然自若的样子来看,莉迪雅应该也平安了。因此雅美真正担心的人其实只有一个。
「大鴉(レイヴン)ぼうやのことならな、ユリシスが連れていった」
「大乌鸦那小子被尤利西斯带走了。」
察したというよりは、ケルピーは思いついたままに言っただけだろう。
与其说是察觉了雅美的心意,不如说格鲁比只是想到什么就说什么吧。
「そのくせユリシスのやつ、倒れてるおまえのことは放りっぱなしだ」
「那个混蛋尤利西斯,居然放着晕倒的你不管。」
ユリシスは、アーミンを信用していない。プリンスが彼女を使うように命じたから、利用できるところだけ利用しようと思っている。
尤利西斯并不信任雅美。只是因为王子命令他任用雅美,所以他才尽量利用她罢了。
殺された男の透輝石(ダイオプサイド)をアーミンに持たせていたのも、ユリシスがレイヴンへの影響を調べようとしたためだった。あれがどういうものなのか、アーミンは聞かされていなかった。
让雅美拿走被杀的男人持有的透辉石,也是因为尤利西斯想测试一下它对雷温的影响。至于那到底是怎样的东西,他却没有告诉雅美。
しかしあの石の色合いや、ものが二重に見える性質は、昔彼女が森の老人から聞いた話と一致した。もしもハディーヤ王家の宝石なら、レイヴンに近づけてはならないと気づいたとき、エドガーたちもアーミンが持つ透輝石(ダイオプサイド)の存在に気づいたのだ。
但是那块石头的颜色,还有透过它能看到双重影像的特点,与她以前从森林里的老人那里听到的完全一致。如果它是哈迪雅王室的宝石,就不能让雷温碰到它。她明白这一点的时候,爱德格他们也已经发现雅美持有的透辉石的事了。
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