《伯爵与妖精》卷九第四章精灵女王6
「でも、お願い、殺したりしないで」
「但是,求你了,不要杀她!」
すがるように彼女は、エドガーの腕をつかんでいた。自分から手を触れてしまっているとは気づかずに、彼がさらりと髪を撫(な)でたのでびくりとした。
她恳求地抓住了爱德格的手臂,都没注意到自己主动碰触了他,结果被他轻抚她头发的动作吓了一跳。
「軽蔑(けいべつ)、する?」
「你会瞧不起我吗?」
淋(さび)しげに眉(まゆ)をひそめる。
他皱着眉,一脸寂寞的表情。
軽蔑?
瞧不起他?
あまりにも、リディアの心にそぐわない言葉だった。
这句话完全与莉迪雅的心意背道而驰。
「それでも僕の希望は、もうきみしかいない。少しでも同情してくれるなら、すべてが終わるまでは離れていかないでくれ」
「即便如此,你也是我唯一的希望。如果你对我还有一点点同情,那么在一切结束之前不要离开我。」
リディアは、彼が非道なことをやってきた人だと知っている。プリンスの手先に対する容赦(ようしゃ)ない仕打ちも、親しい仲間をもっとひどいやり方で何人も殺されているのだと知れば、エドガーの行動を罪悪だと単純に糾弾(きゅうだん)する気にはなれなかった。
莉迪雅知道他是会做出残忍事情的那种人。即使他对王子的手下进行了毫不留情的打击,但一想到他的很多亲密同伴被王子用更残忍的方式杀死了,就没办法把爱德格的行为当作罪恶去批判。
軽蔑したことなんてない。
没有瞧不起他。
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