《伯爵与妖精》卷九第五章无法阻挡的心意4
窓からふわりと入ってきた木の葉が、馬車の座席の上で不自然にひらひらと動いた。
从车窗轻轻飘入的树叶,在马车的座位上不自然地移动着。
声は聞こえても、姿はいまひとつエドガーには見えないため、そうやって居場所を教えてくれる妖精はコブラナイだ。
因为爱德格虽然能听到他的声音,但至今仍无法看到他,所以妖精哥布林用这种方式告诉他自己的位置。
どうしてなのかエドガーには理解できないが、ニコやケルピーのように、どんな人間にも見えるように現れることのできる妖精もいるかと思えば、そうではないものもいるらしい。
爱德格无法理解这是怎么回事,不过,既然有像尼可和格鲁比一样任何人都能看见的妖精,那么也就会有一般人看不见的妖精吧。
しかし、青騎士伯爵であるはずのエドガーに妖精を見る能力がなくても、コブラナイは気にしていないようだ。
可是,爱德格作为青骑士伯爵,却没有能看见妖精的能力,哥布林好像也毫不介意。
「間に合いましたか、伯爵。戦へ出陣と聞きまして、急いで参りました」
「还好赶上了,伯爵。一听说您要出征,我就马上赶过来了。」
ただこの妖精、価値観が中世のままなのが問題だ。
问题是这个妖精的价值观可能还停留在中世纪的水准上。
「どうしたんだい?コブラナイ」
「怎么回事呀,哥布林?」
エドガーは葉っぱを持ちあげ、手の上に乗せた。コブラナイもいっしょに手のひらに乗っかっているのかどうかわからないが、そこを見ながら妖精の返事を待つ。
爱德格拿起树叶托在手上,不知道哥布林是不是也一起在他手上了,但他还是一边看着那里,一边等待妖精的回答。
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