《伯爵与妖精》卷十第三章方舟和谜之妖精1
「ニコ、それにコブラナイでしょ?何やってるの?」
“是尼可和矿山哥布林吗?你们在干什么?”
椅子の上の木の葉は、ぎょっとしたように振り返った。
椅子上的那团树叶看起来的确很吓人。
「な、なんでわかったんだ?変装してるのに」
“是 是……一看不就知道了吗?我在伪装!”
「だって、ねえ」
“可是……”
椅子に腰をおろしながら、リディアはロタと顔を見合わせ、頷(うなず)く。全身木の葉でうずもれていても、ふさふさした灰色のしっぽがまる見えだ。
坐在椅子上的莉迪亚和萝塔对望一下,会意地点了点头。尼可虽然全身都覆盖了树叶,但灰色的尾巴却暴露无遗。
コブラナイだって、食べるのに夢中で、もじゃもじゃヒゲも大きな鼻も隠れていない。
而矿山哥布林则只顾着吃,忘了掩盖住大鼻子和乱蓬蓬的胡子。
「変装って、どうしてなの?」
“伪装…为什么?”
「ケルピーのやつに見つかったら、喰(く)われるからだよ。このあいだも追い出されたんだ」
“如果被格鲁比这家伙找到,会被吃掉的,我上次才被他赶出去了。”
ケルピーのまどわしの魔法は人間に向けられたもので、ニコのような妖精にはきかない。
格鲁比迷惑人类的魔法,对尼可之类的妖精并没有作用。
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