《伯爵与妖精》卷十第四章开始启动的陷阱4
「おい、あんたが先に行けよ」
“哎,你先走。”
「私が入ったら、すぐに穴が閉じてしまいます」
“我一进去,洞口马上就会合拢。”
「だったら、しかたがないわ」
“没办法了。”
「待てよリディア、こいつが何者なのかわからないのに、こんなところに入れるもんか」
“莉迪亚,等一下!你连这东西是什么人都还不知道,怎么能随便走进这样的地方?”
「それはいずれ、おわかりになると申しあげました」
“到了那里,就会明白一切的。”
銀色の妖精は、相変わらず冷淡(れいたん)に繰り返すだけだ。
银色妖精依然冷淡的重复着。
「はん、資格ってやつがないなら、あんたはおれたちを見殺しにする気……」
“哈,如果没有资格,就算我们被杀,你也会见死不救……”
ニコが言葉を切ったのは、急にあたりが暗くなったからだ。月光をさえぎる何かに気づき、見あげる。巨大な黒い影が、橋から身を乗り出すようにして、不気味(ぶきみ)に赤く光る目で、リディアたちをじっと見ている。
尼可正讲着,附近突然暗了下来。好像有什么挡住了月光。他们抬头一看,巨大的黑色影子从桥边探出身子,用令人毛骨悚然的闪耀着红光的眼睛,死死盯着莉迪亚。
夢魔に気づかれたようだった。
好像被梦魔发现了。
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