《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子2
それでもじわじわと異変を感じたのだろうか、突然立ち上がろうとした。
尽管如此,他却也突然感觉到气氛不对,于是打算站起来。
エドガーはそのとき、すでにユリシスの背後(はいご)にいて、まだ少年っぽい華奢(きゃしゃ)な肩を押さえながら、ナイフを頬(ほお)に押しつけていた。
这时候爱德格已经到了尤利西斯的背后,他按住少年纤细的肩膀,把小刀抵在另一边的脸颊上。
「……まさか、テッド」
“……不会吧。是特德吗?”
首を動かすことができないまま、ユリシスは、プリンスだけが呼ぶエドガーの愛称(あいしょう)を口にした。
头部无法移动的尤利西斯,说出了只有王子用来称呼爱德格的呢称。
「ロード·アシェンバートだ」
“叫我艾歇尔巴顿伯爵。”
「……これは失礼しました、ロード。そのような姿でいらっしゃったのはどういうわけです?……ああ、ムッシュ·アルバが勝手にお部屋におじゃましたせい、ですかね」
“……失礼了,勋爵。您扮成那样出现在这里是怎么回事?……哎呀,一定是摩西·阿鲁巴擅自访问了你的房间的缘故。”
おどけて降参(こうさん)するように、ユリシスは両手をあげたが、エドガーはナイフを彼にくっつけたまま椅子(いす)から立たせた。
尤利西斯像做着滑稽的投降动作一样,举起了双手。爱德格用小刀逼着他让他从椅子上站了起来。
「アルバは気のきく男だよ。部屋の鍵(かぎ)を開けてくれて、ナイフも持ってきてくれたんだ」
“阿鲁巴真是好心的男人。用钥匙打开门,还带来了小刀。”
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