《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子7
軽い気持ちで女性を口説(くど)く、あの伯爵が考えているよりも確実に、リディアは潔癖(けっぺき)な娘だ。結婚を承諾(しょうだく)してくれたと伯爵は言うが、腐れ縁なんていうほど長いつきあいらしい女性を目(ま)の当たりにしたら、破談になりかねないではないか。
对轻佻地对待女性的伯爵来说,莉迪亚的确是有些洁癖的女孩。虽然伯爵说她已经答应了求婚,但面对交往时间长得已经称得上是孽缘的女孩,婚事不是很有可能会告吹吗?
伯爵には、必ず平穏(へいおん)な幸福を得てもらいたいとポールは願っている。そのためにはリディアがいなくてはいけないだろうし、リディアだってきちんと愛されて幸せになるべき少女だ。
伯爵能得到平静的幸福也是波尔的愿望。为此对象必须是莉迪亚,而且莉迪亚如果能好好地被爱,她也应该会变成幸福的少女。
もとより結婚などありえない、遊び相手の女性にしてみれば、妻がいようと愛人関係でかまわないのかもしれないが、結婚前からこんなことでは波風が立つに決まっている。
虽然对不会与之结婚,只是逢场作戏的女性朋友,妻子说不定不打算介意情人的关系。但如果结婚前就发生这样的事,肯定会有一场风波。
しかし、ポールの心配をよそに"|朱い月(スカーレットムーン)"の意見はまとまりつつあった。
可是,不顾波尔的担心,“绯月”干部的意见正在统一。
「ところでお嬢(じょう)さん、名前は?」
“对了,小姐,您的名字呢?”
スレイドが訊ねた。
史瑞德询问到。
「ロタ」
“萝塔。”
煙を吐(は)き出し、彼女はにっこり笑った。
她吐出烟雾,微微的笑了笑。
気の強そうな、つり目がちの顔立ちだが、笑うとえくぼができてかわいらしくさえなるのをポールは意外に思った。
波尔忽然产生了一个奇怪的念头,觉得那张盛气凌人,长着吊眼梢的面孔,笑起来出现酒窝的时候居然也变得很可爱。
相关阅读
- 《伯爵与妖精》片尾曲~My Fairy~08-26
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第三章3.409-09
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第三章3.611-16
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第四章4.209-10
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第四章4.309-19
- 魔幻小说:《伯爵与妖精》卷一第五章5.809-26