《伯爵与妖精》卷十一第四章不怀好意的嫉妒5
リディアは、まるくなって眠っていた。
莉迪雅缩成一团睡在床上。
ベッドのすみに陣取ると、ニコは毛布を引き寄せた。
占好床铺的角落之后,尼可将毛毯拉了过来。
リディアが子供のころは、同じベッドで眠ったものだ。しかしリディアの寝相(ねぞう)は散々で、彼女が成長するほどに何度もベッドから蹴(け)り落とされるようになったため、もうこいつとはいっしょに寝るもんかと思ったのだった。
在莉迪雅还是小孩子的时侯,尼可与她都是睡在同一张床上。但因为莉迪雅的睡相不佳,所以在她逐渐长大的同时,尼可也好几次被踢下床。他曾在心中打算,再也不要和这家伙一起睡觉了。
けれど、今夜はリディアのことが気になった。ちょっと疲れているように見えたからだ。たしかに、仕事をしながら妖精の秘密を調べるのは大変だろう。
然而,他今天晚上很在意莉迪雅,因为她看起来似乎有点疲倦,要边工作边调查妖精的事情确实很辛苦吧。
リディアはいつでも、がんばりすぎるから心配だ。
莉迪雅无论何时都努力过头,尼可对此感到很担心。
婚約したのだから、ニコにとっては彼女のおもり役も卒業だと思いたいところだが、リディアは相変わらず、ひとりでがんばろうとする。
她订婚了。尼可理应能在同时卸下看顾莉迪雅的工作,但莉迪雅却还是老样子,总想独自奋斗。
伯爵のことは好きなくせに、婚約したというだけでは素直(すなお)に心を開けないらしい。
她明明喜欢伯爵,却好像没办法因为订婚就老实敞开心扉。
「おいリディア、泣いてるのか?」
「喂,莉迪雅,你在哭吗?」
眠っていると思っていたが、かすかに彼女の肩がふるえているような気がして、ニコは問いかけた。
本来以为她已经睡了,但尼可注意到她的肩膀微微地颤抖,所以出声询问。
しかし返事はなく、身動きもしない。
不过她没有回应,而且动都不动。
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