《伯爵与妖精》卷十二第一章招来幸福的白鹳3
「ああ、驚かないでよ。ボクまだ、この世に生を受けてなくて、コウノトリの精として暮らしている身なんだ。だから母ちゃんがボクのこと知らなくても無理はないんだ」
「不要那样吃惊哟。我还没有降生在人世,只能作为鹳的精灵生活。因此妈妈即使不知道我的事也不奇怪。」
「コウノトリ……?」
「鹳……?」
よくよく見れば、赤ん坊の背中には小さな翼(つばさ)があった。服の飾りかと思ったが、ぱたぱたとせわしなく動く。まだ未熟(みじゅく)な雛鳥(ひなどり)の翼にも似たそれは、白い羽毛(うもう)に覆われているが、先端には風切(かざき)り羽(ばね)の黒がまじる、まさしくコウノトリのものだ。
仔细一看,在小宝宝的背上有一对小小的翅膀。乍看像衣服的装饰,不过却吧嗒吧嗒地在扇动。就象还未长成的鸡雏的翅膀一样,被白色的绒毛覆盖着, 只是在边缘搀杂着一条条的黑羽,确实像是鹳的东西。
「うん。人の赤ん坊は、この世に生まれる前はコウノトリの妖精なんだ。コウノトリたちと空を飛んで、人間界の様子を学ぶためだってさ」
「嗯。人类的小宝宝在降生人世前是鹳的妖精。而且与白鹳们一起在天上飞,学习人界的情况。」
「ほ、本当なの?」
「是吗?」
「みんなそう言ってる」
「大家都是那样说的。」
しかしリディアは、にわかには信じられなかった。
可是莉迪亚仍然无法相信。
妖精の世界は奥が深いし、まだ半人前のリディアに知らないことがあっても不思議はないが、コウノトリの妖精が、人間の赤ん坊ほど数が多いとはとても思えない。
虽然妖精的世界十分深奥,还只是初出茅庐的莉迪亚有不知道的事也不奇怪。不过,她总觉得鹳的妖精应该没有人的小宝宝那样多才对。
「じゃあ、僕の隠し子じゃなかったのか」
「都说了不是我的私生子吧。」
エドガーが、ほっとしたようにつぶやいた。
爱德格松了口气,安心地嘟哝着。
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