《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛1
「どうしてそんなに隠(かく)すのかしら。二十年以上も前のことなのに、恥(は)ずかしいものなの?」
「没理由那么隐瞒吧。都快二十年前的事了,有什么可难为情的?」
「恥ずかしいとかじゃないような気がするな。あのおしゃべりなアウローラだってうっかりもらしたこともないぞ」
「不是因为难为情吧。即使是那个多嘴多舌的奥萝拉也从没漏过半点口风。」
どうにも、ふたりだけの秘密らしい。
怎么就好象是只有两个人分享的秘密一样。
「けどリディア、なんだってそんなこと聞きたいんだ?」
「我说莉迪亚,你为什么一定要打听这个呢?」
「だって、父さまのどんな言葉で、母さまは両親や故郷と永遠に別れる気持ちになったのかしらと思うのよ」
「我很想知道父亲大人是用怎样的言词打动了母亲,才让她做出与故乡和父母永别的决定。」
結婚を決めたリディアだが、貴族に嫁ぐということが現実的になればなるほど戸惑(とまど)うことも増えている。それに、リディアの婚約者は、社交界でさんざん浮き名を流してきた女たらしだ。リディアが必要だという彼の言葉を信じているが、不安がないわけではない。
莉迪亚对即将嫁进豪门这件事越来越不知所措。更何况她的未婚夫是社交界里绯闻满天飞的花花公子。即便这样她也下定了决心要努力去相信“他需要她”这样的告白。
だから、母が、父のどんな言葉を信じ、ささえにして嫁いできたのか、知りたいと思う。けれどそんなリディアの願いは、かなえられそうになかった。
因此她实在很想知道母亲是因为父亲什么样的说辞才决定嫁给他。
なにしろ彼女の父親は、そのことについては墓場まで持っていくつもりだったから。
莉迪亚祈祷她的父亲千万不要将这个秘密带进坟墓。
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