《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛9
「こいつら……、妖精の仕業(しわざ)か!」
「什么鬼东西……,又是妖精吗?」
ケネスがひるんだ隙(すき)に、アウローラは逃(のが)れる。
趁科纳斯畏缩的瞬间,奥萝拉立刻从他身边逃开。
倒れているニコを拾いあげ、そのまま後ろも見ずに走った。
她抱起倒在地上的尼可,头也不回地跑了。
「……あのネズミども、すぐあとに続けって言ったのに……、おれだけに行かせやがった……」
「那些死耗子……怎么不早点来,竟然要本大爷……孤军奋战……。」
ぐったりとしたまま、ニコはつぶやいた。
尼可筋疲力尽地嘟哝着。
「ああ、おれが野良猫から助けてやった恩も忘れてよ……、薄情(はくじょう)なやつらだよ……」
「哼,把我从野猫手里……救了它们的恩情……忘得一干二净……,真是群薄情的……混蛋哟。」
そして彼は目を閉じる。アウローラは、走りながらあわててゆさぶる。
他再次合上眼。奥萝拉一边跑一边惊恐地摇动他。
「ねえ、痛いの?苦しいの?」
「很疼吗?是哪里不舒服?」
「おれはもう、だめだ……」
「我已经,不行……了。」
「しっかりして」
「一定要挺住啊。」
ケネスが追ってくる気配はなかった。それでもアウローラは駆け続けた。無理やり口づけられた嫌悪感(けんおかん)に、唇を痛むほどこすりながら、動かないニコを抱きしめ不安に震(ふる)えながら走った。
科纳斯似乎在后面追。奥萝拉竭尽全力地跑着,像是要洗脱胸中的嫌恶和屈辱,拼命擦拭着嘴唇。她一边为尼可担惊受怕一边不停向前奔去。
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