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《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛13

时间:2013-03-21 13:20:24  来源:可可日语  作者:ookami

と同時に目を覚ましたフレデリックは、誰かが階段を上がってくる足音を耳にしていた。

弗雷德里克听见有人走上台阶的脚步声,惊醒过来。

やがて広間に姿を現す。白いベールをまとった、アウローラだ。

随后,大厅里出现了披着白纱的奥萝拉的身姿。

ゆっくりと彼女は、こちらに近づいてくる。ほどいた黄金色(こがねいろ)の髪は、ベールの下でゆるく波打っている。瞳(ひとみ)は切(せつ)なげな憂(うれ)いをたたえ、厳(おごそ)かに唇をむすび、まるで新床(にいどこ)へ向かう花嫁のように。

她缓缓地走近。散开的金发在白纱下轻轻飘动。美丽的双眸透露出毫无顾虑的坦诚,嘴唇庄严地抿着,简直象走上红毯的新娘一样。

まだぼんやりとして、そんなことを考えていたフレデリックは、はっと我(われ)に返ると、眠気を振り払うように急いで体を起こした。

目瞪口呆的弗雷德里克,突然回过神来,象要抖落睡意一样急忙坐了起来。

「ごめんなさい、起こしてしまったわね」

「真抱歉,吵醒你了。」

「いや、……きみは眠らなくていいの?」

「哪里,……你睡不着吗?」

「いろんなこと考えてたら、眠れなくて」

「在想很多事情,总是不能安睡。」

そばへ来て、彼女は腰をおろした。

她贴近他身边坐下。

肩が触れ合うほど近くて、妙な気分だった。風の音も聞こえず、天窓から差し込む青白い光が静寂(せいじゃく)を漂(ただよ)っている。この部屋にいるのはふたりだけだ。なのに彼女は、息づかいさえ感じるほど近くにいる。

两个人的肩膀几乎相触,好奇怪的感觉。听不见风声,只有从天窗射入的青白色日光漂浮在一片寂静中。在只有他们二人的房间里,连她的呼吸声都觉得近在耳边。

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