《伯爵与妖精》卷九第五章无法阻挡的心意6
「わたしはプリンスを憎んでいるわ。そんなことくらい百も承知で、プリンスはわたしを使うのよ」
「我憎恨王子。因为他知道得很清楚,所以才要利用我。」
それがエドガーを苦しめることになるなら、使う。いらなくなったら、そしてもしもプリンスにとって危険な動きをしたら殺す。それだけのことだ。
只要是能让爱德格痛苦的事,他就会去做。如果不再需要她了,或者如果她对王子产生了威胁,那就杀了她。就是这么简单而已。
「あなた、本当に信じてるの?プリンスが、あなたのために土地を取り戻してくれるなんてこと」
「你真的相信吗?王子会帮你取回故乡的事。」
「私が愚かだと言いたいのかい?でもきみだって、プリンスにねだったんだろう?伯爵(はくしゃく)の女にしてくれってね」
「你想说我愚蠢吗?但你自己不也死乞白赖地恳求过王子吗?求他让你成为伯爵的女人。」
アーミンは黙った。そう言えばプリンスは面白がると知っていた。けれどプリンスは、アーミンが取り入ろうとしながらも何かをたくらんでいると見抜いていた。
雅美默不做声。她知道如果那样说王子会觉得很有趣。但是王子已经看穿了雅美表面上对他曲意逢迎,暗地里却在有所图谋。
本当のところプリンスが面白がったのは、機嫌を取るための方便としてエドガーをほしいと言ったアーミンが、方便ではなくいまだにエドガーを想い続けていることなのだ。
真正让王子觉得有趣的是,为了讨他欢心而声称想要得到爱德格的雅美,实际上并不是做权宜之计,而是至今还继续着对爱德格的感情。
「私と同じじゃないか。自分では手に入れられないから、プリンスの力を借りている」
「你和我不是一样吗?既然自己做不到,就借助王子的力量。」
「違うわ。あなたとは違う」
「不是的。我和你不一样。」
ついアーミンは声を強める。
雅美不知不觉提高了音量。
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